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Page Background 国際倫理規範(Global Code of Ethics) • ページ23

私たちの基準

当社は記録、会計、通信、意思決定において誠実で、完全で、

正確であることを心掛けるべきです。

誰しもが知っておくべきこと(What Everyone Should Know)

正確で完全な事業や財務上の記録を徹底するのは各従業員の責任です。

全ての財務取引(例:資金、支払、経費報告書、支出)およびその他の明細(

例:製品テスト、従業員パフォーマンス)は正確に記録され、目的を明確かつ正

確に示す記録文書を添えるべきです。

PPGは適切な内部会計管理および正確な財務等の事業記録の保守管理をすること

が法的に求められています。

みなさんの役割

■■

適切に取引やイベントを反映する適切な内部統制を備えた効率的で効果的な

プロセスを開発して保守し、不適切な取引を防止または検出する。

■■

完全で、正確で、時宜に即した事業と財務の記録を開発し、保守管理するこ

と。保持と廃棄の時期についての意思決定に際してはPPGの方針と手順に従

うこと。

■■

出張や経費の方針およびその他の既定のあらゆる会計方針を順守すること。

■■

疑わしい、もしくは根本的なパフォーマンスに適合しないと思われる財務成

果、審査や承認プロセスを迂回しようとする行為や、実態や取引の報告につ

いての不完全で誤解を招くような通信といった、PPGの価値に合わないもの

や社の評判には相応しくない行動、取引、会計、報告を認識する場合には懸

念を提起すること。

事業および財務記録

株主

全てのPPGの営利および財務情報と記録を正確に、時

宜に即して作成することは、当社が倫理的に誠実性を

もって事業を遂行するという信念を表すものです。こ

のことはPPGの評判や信頼性を反映し、PPGが法務や

規制上の義務を満たすのを確実にします。当社はPPG

の事業活動を完全かつ正確に反映するPPG業務、財務

記録のみを制作することに努めており、それらは一般

に普及する会計原則、基準、PPG方針、会計と財務報

告についての規制に則ったものです。

Q. 製造工場の拡張にあたって2つの別個のACT(資

本取引認可)が承認されました。双方の拡張は同

一のマネージャーの監督下にありました。全ての

請求金額が各ACT に請求された後、一つのプロ

ジェクトが承認された資本金額未満で完了したの

ですが、もう一方のプロジェクトは承認された資

本額を超過しました。総計すると、2つのプロジ

ェクトの実質の支出は、資本総額を下回ることか

ら、そのマネージャーは予算超過のACT から一部

金額を予算未満のACT に振り分けました。これは

正しい行為ですか?

A. いいえ。財務取引は全て実際のビジネス取引を反

映すべく正確に記録されるべきです。1つのプロ

ジェクトが予算未満でもう一方が予算超過という

のは、1つの工場拡張にかかる費用がPPGの財務記

録においては見積が低く、もう一方では過大に見

積もられていることになります。