Previous Page  7 / 28 Next Page
Information
Show Menu
Previous Page 7 / 28 Next Page
Page Background 国際倫理規範(Global Code of Ethics) • ページ 5

倫理や法的コンプライアンスに関する懸念を提起するこ

とはいつでも容易なわけではありませんが、それが正し

いことであり、同僚を悪影響から守ることができるので

す。懸念の提起にあたって、違反が確実かを確かめる必

要はありません。

懸念を報告する方法(How to Raise a Concern)

当社の倫理水準が順守されていないことに気付いた際、善意で

懸念を速やかに報告することが期待されます。

特に、大きな改善や懲戒処分につながるような法や本規範

への違反は、全て倫理コンプライアンス部門(Ethics and

Compliance Office)に報告されるべきです。懸念事項を報告す

るには、いくつかの方法があります。問題の可能性がある事柄

について誰かと話したり、書面にて報告することができます。

懸念を次のうちの誰かに報告してください。

■■

あなたの上司、またはその直属の管理者

■■

あなたの人事部門の責任者

■■

当社の倫理コンプライアンス部門(Ethics and Compliance

Office)(本規範

「リソース(Resources)」

セクション

をご覧ください)

PPG の最高コンプライアンス責任者または該当の地域コンプラ

イアンス責任者

当社のコンプライアンス専門職員はみなさん

からの報告を機密に取り扱い、公正に対処および適切に処理す

るためにフォローアップするよう訓練を受けています。

当社

「PPG 倫理ヘルプライン(Ethics Helpline)」

PPGに代

わって第三者が運営する通話料無料、多言語対応およびオンラ

インのウェブ報告機能が、みなさんの懸念や報告を受け、それ

らの情報を機密に取り扱います。

■■

あなたのPPGの現場または事業ユニットの法律顧問

意図的に、あるいは知っていて虚偽の報告を行うのは禁止され

ており、非合法となりますのでご留意ください。

報告された懸念事項の取り扱い(How We

Handle Reported Concerns)

当社は1つ1つの懸念事項を細心の注意を払って公正に検証し

ます。当社は情報の機密性を尊重し、希望であれば匿名のまま

対応します。ただし、身元を明らかにしていただくと、フォロ

ーアップやフィードバックを提供することができます。みなさ

んの身元と情報は知る必要がある場合にのみ共有されます。

直接か間接かに関わらず、善意で報告を行う人に対する報復行

為は解雇を含めた処分の対象となります。

倫理上の懸念事項や違法行為を連絡する

Q. 倫理規範に違反するような同僚の

行動を目撃しました。ただ、本当

に違反かどうか確信が持てませ

ん。どうすれば良いでしょうか?

A. 倫理上の違反があったかどうか疑

わしい場合でも、報告するのが賢

明です。倫理上の問題を報告する

のは大半の従業員にとって容易で

はありません。ただし、こうした

問題に対処するのは当社が成功し

ていくためにも不可欠であり、そ

れが正しい行動です。こうした問

題の提起に関するあらゆる懸念に

対応いたしますので、PPGを出来

るだけ倫理的な環境とすべく努力

していきましょう。

Q. 上司に詐欺や不正についての懸念

を報告しました。懸念を報告して

以来、上司はある会議から私を外

すようになりました。これは報復

行為でしょうか?

A. 問題の可能性があることを報告し

た後に、あなたに対する対応が明

らかに変化したので、報復行為と

みなされる場合があります。問題

の疑いの報告以降に明らかに対応

が違うと感じる場合、人事責任者

に報告するか、倫理コンプライア

ンス部門(Ethics and Compliance

Office)(本規範

「リソース (Resources)」

セクション参

照)に連絡してください。