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Page Background 国際倫理規範(Global Code of Ethics) • ページ7

私たちの基準

私たちの顧客、サプライヤー、ビジネスパートナー

自分自身の個人的な損得ではなく、必ずPPGにとって何が最善であ

るかという観点でビジネス上の意思決定を行ってください。

利害の衝突

あなたの個人的な利益がPPG の最善の利益のために行

うあなたの責務に影響を及ぼす、もしくは影響を及ぼす

と思われる場合には、常に利益相反が存在します。実

際、または利益相反の疑いが生じるような状況を生み出

さないようにしましょう。

利益相反は必ずしもPPG 方針の違反になるとは限りま

せんが、速やかに利益相反を開示しないのは常に違反で

す。何も間違ったことが意図されていない時であって

も、利益相反が生じるとマイナスの影響が及びます。

誰しもが知っておくべきこと(What Everyone Should Know)

利益相反はPPGの財務面の成功における相互利益を毀損するだけでなく、PPGの

評判、あるいはあなた自身の評判に悪影響を及ぼす恐れがあります。

PPGのリソースを個人の利益目的で使用するのは利益相反の一種であり、禁じら

れています。利益相反と考えられるようなその他の事例:

■■

あなたや個人的に近い関係にある人が、PPG が関与する取引から利益を享受

すること

■■

PPGの非公開情報を共有して、PPG社外の人へ恩恵を供与する

■■

PPGと競合するビジネスや組織へのサービス提供

■■

近親者や親密な関係の知り合いが、競合他社で働いていること

■■

PPGの最善利益を毀損するような職場における個人関係を有すること

■■

自身の職務パフォーマンスに影響を及ぼすような二次的な雇用に関与する

こと

■■

自身の職務パフォーマンスに影響を及ぼすような個人活動を、職務時間中に

行うこと

みなさんの役割

■■

潜在的な利益相反を認識できること

■■

潜在的な利益相反を上司やその他の適切なPPG リソースに開示すること場合

によっては、開示をすればそれだけでよいこともあります。必要に応じ、上

司やその他の人が、相反の管理をし、措置が必要かどうかを判断します。

■■

質問や懸念があれば、本規範

「懸念を報告する方法(How to Raise a Concern)」

ご覧ください。

Q. 私の兄はITプロジェクトの件でPPG に

入札を申請した会社を所有していま

す。私はこの案件についてどのサプラ

イヤーを選出するかという意思決定に

は関与しません。私はこのことを開示

すべきですか?

A. はい、このことは潜在的に利益相反が

あることなので、開示すべきです。

良好で効果的なサプライヤー関係は当

社のビジネスにとって不可欠であり、

当社はサプライヤー選定にあたって透

明性を実践することでそれを実証しま

す。あなたがサプライヤーとしてお兄

さんの会社を選択する立場にはないと

しても、このことを開示しないと、個

人の利益がPPG の最善の利益に相反

し、誠実さと透明性に欠けているよう

に見える可能性があります。こうした

利益相反を管理するのは容易かもしれ

ませんが、それでも開示するのが賢明

です。

Q. 私はPPG の上司と親類関係

にある契約社員と一緒に働い

ています。上司はその契約社

員の請求書とタイムシートを

承認します。これは「利益相

反」に相当しますか?

A. この状況は「利益相反」と見

なされ、上司はPPG の経営

陣にそのことを報告する必要

があります。契約社員が優遇

され、他には不公平ともいえ

るような報酬を得る、あるい

はそのように見える恐れがあ

ります。懸念を上司のマネー

ジャー、現場の人事責任者、

または倫理コンプライアンス

部門(Ethics and Compliance

Office)に報告してくださ

い。(本規範

「リソース (Resources)」

セクション

参照)